町長の部屋11月18日号
栃木県森林審査会に出席してきました
「栃木県森林審査会」という会議に出席してきました。これからの栃木県の森林、林業、木材産業の政策を考え、知事に答申をする会議です。
出席しながら思ったことがあります。この会議でも、「地球温暖化防止」「生物多様性の保全」という言葉が出てきます。農業の時もそうでしたが、ともかく農業や林業の会議の中では、これらに加えて「多面的機能の保全」「自給率の向上」などという言葉が最近やたらと出てきます。
つまり、農業にも林業にも、食物や木材を育てたりする以外に、人が生きてゆくのに必要欠くことのできない水や空気を作り出したり小動物を守るなどの自然環境を保全する重要な役割があり、そのことにも配慮しなければならないということです。
私もこれまで中山間地の代表として、もっと農業や林業に、農山村に、山や川や田や畑に目を向けた政治行政であるべきだと機会あるごとに訴えてきました。
しかし、最近は心配していることがあります。それは、都市部の住民や政治家がこのようなことに、少し理解が足りないのではないかということです。こうしたことにもっと真剣に取り組むべきは、実は私たち農山村に住むものではなく、大都市に住む人々ではないのかということです。
輸入が止まって一番困るのは、自給率1%なんていう東京の人でしょう。山が荒れて空気や水が思うようでなくなれば、真っ先に困るのは二酸化炭素垂れ流しの大都会の人ではないのですか。
私たちではなく、都市の人々こそ、もっとこの問題に積極的に取り組むべきなのに、こうしたことがしっかり理解されていないから、突然、振って沸いたように「TPP」なんてことになるのではないでしょうか。
このままでは、都市と農村がいたずらに対立するという事態になるのではと心配しているのです。
出席しながら思ったことがあります。この会議でも、「地球温暖化防止」「生物多様性の保全」という言葉が出てきます。農業の時もそうでしたが、ともかく農業や林業の会議の中では、これらに加えて「多面的機能の保全」「自給率の向上」などという言葉が最近やたらと出てきます。
つまり、農業にも林業にも、食物や木材を育てたりする以外に、人が生きてゆくのに必要欠くことのできない水や空気を作り出したり小動物を守るなどの自然環境を保全する重要な役割があり、そのことにも配慮しなければならないということです。
私もこれまで中山間地の代表として、もっと農業や林業に、農山村に、山や川や田や畑に目を向けた政治行政であるべきだと機会あるごとに訴えてきました。
しかし、最近は心配していることがあります。それは、都市部の住民や政治家がこのようなことに、少し理解が足りないのではないかということです。こうしたことにもっと真剣に取り組むべきは、実は私たち農山村に住むものではなく、大都市に住む人々ではないのかということです。
輸入が止まって一番困るのは、自給率1%なんていう東京の人でしょう。山が荒れて空気や水が思うようでなくなれば、真っ先に困るのは二酸化炭素垂れ流しの大都会の人ではないのですか。
私たちではなく、都市の人々こそ、もっとこの問題に積極的に取り組むべきなのに、こうしたことがしっかり理解されていないから、突然、振って沸いたように「TPP」なんてことになるのではないでしょうか。
このままでは、都市と農村がいたずらに対立するという事態になるのではと心配しているのです。
参考リンク
お問合せ先
- 企画課 広報情報係
- TEL: 0285-63-5616
- FAX: 0285-63-0459