「福はー内、福はー内、鬼は外」。
八雲神社の境内に威勢の良い掛け声が響きました。１月２９日、今年厄年を迎える茂木中学校と須藤中学校出身者による節分厄祓いが行われました。

昔は、曜日に関係なく２月３日に行われていたのですが、最近は平日に休暇はなかなか取りにくいということで、２月３日前の土曜日に行うようになったのです。

今年の年男の参加者は両校合わせて５０名ほどでした。
２週間前の成人式では「諸君は今日から大人の仲間入りです」と２０歳の青年に向って言ったのですが、節分になると「やっぱり社会的に大人として認められるようになるのは、豆まきをしてからなのかなー」と考え直させられます。

一通りの神事を終えた後、年男たちが社殿から、大きな袋に一人一人用意された沢山のお菓子やカップヌードルやボールなどを境内で待っていた多くの子どもたちに向かって撒き始めました。もう、大騒ぎです。
いつの間にか付き添いで来ていたお母さん方もそのバトルに参戦して、パニック状態となってしまいました。私も、ともかく多くの皆さんに届くようにと、近くの子にも、遠くのお母さんにも懸命に投げ続けました。

それにしても、こうした日本古来の行事はこれからもしっかりと残していきたいものです。
年男の中に、昔「ぼぐ」と呼んでかわいがっていた子がいて、「いつもたっちゃんのブログ、楽しく読ませてもらっているよ」と言われて本当にうれしい思いをしました。

なお、すべてが終了後、茂木中学校出身者は国分町へ、須藤中学校出身者は小名浜へと向かっていったと聞いています。