町長の部屋3月28日号
原子力発電のお話です
今回の福島原子力発電所の事故により、ほとんどの方が、「もう原発などイヤだ、いらない」と感じていることと思います。私もそうです。こんな危ないもの、まっぴらごめんです。
しかしその一方で、次のようなこともしっかりと理解しておかなければなりません。それは、日本のエネルギーの原子力発電の割合は、すでに3割を超えているということです。火力発電が約6割、水力発電が1割弱、風力や太陽光等は、ごくわずかなのです。
ですから、原子力発電をやめるのであれば、その分ををどこかから持ってこないと、今までと同じ生活のレベル、あるいは、企業活動は保てないということになります。
しかし、今すぐにその代替エネルギーはこれです、と言えないところにジレンマがあります。
当面は休止している火力発電をフル稼働させるしかありませんが、それだけでは今年の夏の電力不足を補うことはできないでしょう。
また、そのことは即、日本の二酸化炭素の排出量を増やすことにつながり、地球の温暖化にとっては良い方向とは思えません。
また、電力原価ですが、原子力は5~6円、火力は7円~10円、水力は13.6円、太陽光に至っては何と47円~63円ほどとなり、これでは電力料金を大幅に値上げしなければなりません。原子力発電は、二酸化炭素削減にも貢献し、原価も格安で便利なエネルギーであり、これによって日本の経済発展も、私たちのある意味豊かな生活も保持できてきたのです。
いずれにしろ、私たちがこれから原子力に頼らない、依存しない、それでいて経済を発展させ、生活を豊かにしていこうということは、現実的にはそんなに簡単なことでもなさそうです。
ただ言えることは、今までのように24時間好きな時に好きなものが買える、道路に自動販売機が500メートルおきにある、電化製品があふれていて小学生が身の回りに最新の電化製品を持ち歩いている。そんな生活は考え直さなければならないことは確かでしょう。
原子力エネルギーからの脱却。これは、今回のことを考えれば、今後、世界的な流れになる可能性大です。
しかし、それには、私たちは相当な覚悟をもって臨まなければなりません。少なくとも、これまでの生活のあり方は個人個人が相当厳しく見つめ直していかなければならない、ということだけは肝に銘じておかなければなりません。
しかしその一方で、次のようなこともしっかりと理解しておかなければなりません。それは、日本のエネルギーの原子力発電の割合は、すでに3割を超えているということです。火力発電が約6割、水力発電が1割弱、風力や太陽光等は、ごくわずかなのです。
ですから、原子力発電をやめるのであれば、その分ををどこかから持ってこないと、今までと同じ生活のレベル、あるいは、企業活動は保てないということになります。
しかし、今すぐにその代替エネルギーはこれです、と言えないところにジレンマがあります。
当面は休止している火力発電をフル稼働させるしかありませんが、それだけでは今年の夏の電力不足を補うことはできないでしょう。
また、そのことは即、日本の二酸化炭素の排出量を増やすことにつながり、地球の温暖化にとっては良い方向とは思えません。
また、電力原価ですが、原子力は5~6円、火力は7円~10円、水力は13.6円、太陽光に至っては何と47円~63円ほどとなり、これでは電力料金を大幅に値上げしなければなりません。原子力発電は、二酸化炭素削減にも貢献し、原価も格安で便利なエネルギーであり、これによって日本の経済発展も、私たちのある意味豊かな生活も保持できてきたのです。
いずれにしろ、私たちがこれから原子力に頼らない、依存しない、それでいて経済を発展させ、生活を豊かにしていこうということは、現実的にはそんなに簡単なことでもなさそうです。
ただ言えることは、今までのように24時間好きな時に好きなものが買える、道路に自動販売機が500メートルおきにある、電化製品があふれていて小学生が身の回りに最新の電化製品を持ち歩いている。そんな生活は考え直さなければならないことは確かでしょう。
原子力エネルギーからの脱却。これは、今回のことを考えれば、今後、世界的な流れになる可能性大です。
しかし、それには、私たちは相当な覚悟をもって臨まなければなりません。少なくとも、これまでの生活のあり方は個人個人が相当厳しく見つめ直していかなければならない、ということだけは肝に銘じておかなければなりません。
参考リンク
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