茂木町は、福島からの避難者約１００名の皆さんに、ふるさとセンター
と昭和村(旧木幡小学校跡地の民宿)を避難所として提供してきました。
１０日目あたりから、ぽつぽつと帰宅する方が増えていましたが、
昨日、とうとう、ふるさとセンターに最後まで残っていた二組のご家族
が帰られました。
水道や電気が復旧したようなので一度帰ってみたいということでした。
みんなで玄関前で写真を撮ってお見送りしましたが、みなさん前途が
多難であることはわかっていながらも、ふるさとへ帰ることができる
喜びが顔にあふれていました。
「お世話になりました。落ち着いたら、必ずお礼に伺います」
「今回、茂木の皆さんから受けたご恩は決して忘れません」
そんなお礼の言葉を残して、皆さんふるさとに向かいました。
私は、お見送りしながら、一日も早い郷土の復興を願わずにはおられ
ませんでした。
昭和村には、まだ、１５人ほどの皆さんが避難生活を続けております。
引き続き茂木町は、避難を希望する方々のお世話を一生懸命させて
いただくつもりであります。町民の皆さんにも、ご協力をお願いしたい
と思います。