１か月ほど前、町の観光係の予測によると、今年の城山の桜の花見は
４月の９日、１０日前後ということであった。
春まつりも９日に予定されていた。（大震災で中止）
私はそれを信用して、あちこちで得意げに「今年の桜の花見は・・」
等と喋り捲ってしまったのだが、どうもはずれそうである。
少なくとも、あと２日か３日のうちに、城山の桜が花見に良い具合に
なるとは思えない。
心配で、昨日、城山にのぼってみたが、まだ、つぼみは固そうである。
大地震の頃から月末にかけて、気温が低めに推移したことが原因かと
思われる。
情報の出何処の観光係は、「誰かそんなことを言いましたっけ」
というような、知らん振りを決め込んでいる。
しかし、一番悲しいのは、人々の口から花見の話題も出ないことで
ある。大地震はいまだ大きな後遺症を残したままだ。放射能の日々に
心が晴れることも無い。とても桜の花に思いをはせる余裕など無いの
かもしれない。
それでも、いつか桜の花の満開になる日が来る。まだまだ、この世の
終わりということではない。必ず日は昇る。そう信じて、まずは、
町長である自分が明るく前向きに歩き始めなければならないと
思っている。
なお、桜の見ごろは「来週半ばから週末にかけて」と、１か月前の
予想を大きくはずした観光係がのたまっていました。