町長の部屋6月2日号
NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」
NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」を、母と妻が真剣になって見ていて、時折、二人で涙ぐんでしまうという。
母と妻のそんな話を私自身は「女性というものは涙もろくて困る」と冷ややかに聞いていた。
ところが先日たまたま私も見る機会があったのだが、不覚にも私も一緒に泣いてしまった。
内容は「お父さんが戦争に取られ、病弱なお母さんの面倒を見ている小学生の女の子が、貧しくてご飯を食べられない。空腹に耐えかねて、ある日、他の子のお弁当を盗み食べてしまう。たまたまその現場を見てしまった男の子がいたのだが、みんなの前に、この男の子が身代わりになって名乗り出る。しかし、その日の夕刻、女の子が先生の家を訪ね、真実を泣きながら話す。この事件に対し、先生は子供たちに、あなたたちが悪いのではない。こんな状況に子供たちを追い込んでいる私たち大人が悪いのだ。と、わびる」というものであった。
もう、私も母も妻も、テレビの前で鼻水をすすりあげ、目を真っ赤にしながらじっと見ていた。妻は心得ているのか、いつの間にかテーブルの真ん中にティッシュを持ってきていた。そのティッシュをみんなで取りながらの15分間であった。
この番組は良い。忘れ去られようとしている「日本人の心」がその根底にある。私たちは、この番組を見ながら過去を懐かしみ、そして、置き忘れてしまった日本人の心を思い出しているのだと思う。
私は、あの日から毎日ビデオをとって、深夜に一人、ティッシュを傍に「おひさま」を見ている。
母と妻のそんな話を私自身は「女性というものは涙もろくて困る」と冷ややかに聞いていた。
ところが先日たまたま私も見る機会があったのだが、不覚にも私も一緒に泣いてしまった。
内容は「お父さんが戦争に取られ、病弱なお母さんの面倒を見ている小学生の女の子が、貧しくてご飯を食べられない。空腹に耐えかねて、ある日、他の子のお弁当を盗み食べてしまう。たまたまその現場を見てしまった男の子がいたのだが、みんなの前に、この男の子が身代わりになって名乗り出る。しかし、その日の夕刻、女の子が先生の家を訪ね、真実を泣きながら話す。この事件に対し、先生は子供たちに、あなたたちが悪いのではない。こんな状況に子供たちを追い込んでいる私たち大人が悪いのだ。と、わびる」というものであった。
もう、私も母も妻も、テレビの前で鼻水をすすりあげ、目を真っ赤にしながらじっと見ていた。妻は心得ているのか、いつの間にかテーブルの真ん中にティッシュを持ってきていた。そのティッシュをみんなで取りながらの15分間であった。
この番組は良い。忘れ去られようとしている「日本人の心」がその根底にある。私たちは、この番組を見ながら過去を懐かしみ、そして、置き忘れてしまった日本人の心を思い出しているのだと思う。
私は、あの日から毎日ビデオをとって、深夜に一人、ティッシュを傍に「おひさま」を見ている。
いつもここで「おひさま」を見ています
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