町長の部屋12月12日号
招魂社のお話
茂木町の合併前の町村ごとに、招魂社がある。若い方に招魂社といってもよく解らないかもしれない。招魂社とは、国の為に亡くなった方の霊を招いて祭る社(やしろ)であり、主に、明治以降の大戦で戦死された方々の霊を弔うために建てられたものである。戦前は、行政とともに地域の方々全員で維持管理がなされていたが、戦後は主に、遺族会が中心となって守られてきた。しかし、近年は、遺族会の会員の高齢化も進み、場所によっては荒れたままの所も多い。
その招魂社が、今回の大震災により大きな被害を受けた。私としては、これまで、道路や農地、建物の復旧に追われ、全く見過ごしていたが、最近ある方から連絡を受け、今日、現場を回ってきた。なるほど、土台の石が崩れたり、門柱が倒れていたりして、修復には多大な出費を覚悟せねばならないだろうと思われた。
戦争自体の善し悪しや宗教的にどう関係があるのかなど、詳しい事はわからないが、ともかく、国の為、町の為、そして国民、町民の為と信じて戦い、貴い命を落とされ方々に礼を尽くすという事は、行政として当然ではないかと思っている。また、二度と悲惨な戦争に巻き込まれることの無いよう、戦争の事実を後世に語り継いでいかねばならない。
その招魂社が、今回の大震災により大きな被害を受けた。私としては、これまで、道路や農地、建物の復旧に追われ、全く見過ごしていたが、最近ある方から連絡を受け、今日、現場を回ってきた。なるほど、土台の石が崩れたり、門柱が倒れていたりして、修復には多大な出費を覚悟せねばならないだろうと思われた。
戦争自体の善し悪しや宗教的にどう関係があるのかなど、詳しい事はわからないが、ともかく、国の為、町の為、そして国民、町民の為と信じて戦い、貴い命を落とされ方々に礼を尽くすという事は、行政として当然ではないかと思っている。また、二度と悲惨な戦争に巻き込まれることの無いよう、戦争の事実を後世に語り継いでいかねばならない。
茂木地区の招魂社
中川地区の招魂社
お問合せ先
- 企画課 広報情報係
- TEL: 0285-63-5616
- FAX: 0285-63-0459