茂木駅の西側の台地に、近津（ちかつ）神社というところがある。そのふもとに同級生の家があり、小学生のころよく遊びに行った場所で、私たちは「チカッツァン」と呼んでいた。
先日、思い立って実に４６年ぶりにハイキングがてらに訪ねてみた。もうずいぶんと荒れているのだろうと思っていたが、行ってみると坂井地区の氏子の皆さんが良く管理をしてくれていて、社も新しく建て直してあり、境内もきれいになっていて驚かされた。
この境内では、かつて、多くの子どもたちが集まって野球をして遊んだものだが、今はここで遊ぶ子どもは勿論、訪れる人もめったにいない。
私に少年時代の思い出をたくさん作ってくれたこの神社を、これからは、時折、訪れてみようと思いながら、狭い山道を下ってきた。