町長の部屋7月6日号
日本の領土問題について
ロシアのメドベージェフ首相が北方領土を訪れて、住民に対し「領土の割譲など一切ありえない」と断言した。尖閣列島は、中国ばかりか台湾までもが領有権を主張している。韓国とは竹島が問題となっている。なぜこんなことになってしまったのか。
結局のところ、戦後の日本が、敗戦という負い目の中で、領土問題を先送りしてきたつけがこのような形になって現れてきているのではないかと思われる。領土、領海、領空は国家の基礎である。これを守ることが出来なくては、国家の基盤が揺らぐことになる。
石原都知事が尖閣列島を東京都が買うと発表したとき、あるテレビ番組のキャスターが、「こんな行為は中国との間に領土問題があると認めるようなものだ。寝た子を起こすようなことはしないほうが良い」と発言した。この発言を聞いたとき、このキャスターこそ何を言っているのかと思ったものだ。これまでの、出来るだけ摩擦を避けて、相手の嫌がることは言わないようにしておこうという「ことなかれ主義」が今の混乱を引き起こしているのではないか。
これからの日本の外交に必要なことは、もう随分前の石原都知事の本の題名ではないけれども、正しいと信じることであれば他国に対し堂々と「NO」と言えることではないだろうか。そして、そんな政治家が出てきてくれることを、今こそ国民は望んでいるのではないか。少なくとも、今回のロシアの行動よりも権力闘争に血眼になっている政治家などには、なんの期待もしていないことは確かである。
結局のところ、戦後の日本が、敗戦という負い目の中で、領土問題を先送りしてきたつけがこのような形になって現れてきているのではないかと思われる。領土、領海、領空は国家の基礎である。これを守ることが出来なくては、国家の基盤が揺らぐことになる。
石原都知事が尖閣列島を東京都が買うと発表したとき、あるテレビ番組のキャスターが、「こんな行為は中国との間に領土問題があると認めるようなものだ。寝た子を起こすようなことはしないほうが良い」と発言した。この発言を聞いたとき、このキャスターこそ何を言っているのかと思ったものだ。これまでの、出来るだけ摩擦を避けて、相手の嫌がることは言わないようにしておこうという「ことなかれ主義」が今の混乱を引き起こしているのではないか。
これからの日本の外交に必要なことは、もう随分前の石原都知事の本の題名ではないけれども、正しいと信じることであれば他国に対し堂々と「NO」と言えることではないだろうか。そして、そんな政治家が出てきてくれることを、今こそ国民は望んでいるのではないか。少なくとも、今回のロシアの行動よりも権力闘争に血眼になっている政治家などには、なんの期待もしていないことは確かである。
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