町長の部屋11月12日号
芳賀地方芸術祭詩部門の表彰式が行われました。
今年度の芳賀地方芸術祭の「小中学生詩部門」で、茂木町からは、
12名の児童、生徒の作品(特選3、入選9)が選ばれた。
特選の3作品について、私なりの論評。逆川小6年の磯佑奈さんの「はじめての満塁ホームラン」は、男子に混じって野球を頑張る佑奈さんが、ある試合でレフトオーバーの鋭い当たりを放ち、全速力でベースを駆け抜け、初めての満塁ホームランになった時の感動をそのまま言葉に表している。「応援席の母も泣きながら私の名前を叫んでいる」というのが面白い。「初めて野球をやっていてよかったと思った」という佑奈さんの思いが最後に効いている。
逆川中2年の新山日菜さんの「初舞台まで1週間」は、所属する吹奏楽部の初めてのコンクールが1週間後に迫った時の部全体の緊張感を良く表している。重責を担った先輩とご指導いただいている先生の言葉を信じて、懸命についていこうとする日菜さんや部員の皆さんの姿が目に浮かぶ。「失敗を恐れず、前だけを見て、金賞の扉を開いていこう」という結びには思わず「がんばって」と声をかけたくなる思いだ。
茂木中3年の野澤聡華さんの「ふるさと」は、聡華さんの鋭い感受性と研ぎ澄まされた5感によって生み出された、素晴らしい作品だ。フレーズの多くを体言止めにしているのは意識的にしたものだろうか。そのことにより、「ふるさと」は一層の輝きを放ったものとなっている。彼女には今後も備わった才能を大切にして、詩作を継続していって欲しいと思う。
秋の夜長、子どもたちの作品を一つ一つ読ませていただいて、何か宝石箱の中の宝物に触れているような気がした。
12名の児童、生徒の作品(特選3、入選9)が選ばれた。
特選の3作品について、私なりの論評。逆川小6年の磯佑奈さんの「はじめての満塁ホームラン」は、男子に混じって野球を頑張る佑奈さんが、ある試合でレフトオーバーの鋭い当たりを放ち、全速力でベースを駆け抜け、初めての満塁ホームランになった時の感動をそのまま言葉に表している。「応援席の母も泣きながら私の名前を叫んでいる」というのが面白い。「初めて野球をやっていてよかったと思った」という佑奈さんの思いが最後に効いている。
逆川中2年の新山日菜さんの「初舞台まで1週間」は、所属する吹奏楽部の初めてのコンクールが1週間後に迫った時の部全体の緊張感を良く表している。重責を担った先輩とご指導いただいている先生の言葉を信じて、懸命についていこうとする日菜さんや部員の皆さんの姿が目に浮かぶ。「失敗を恐れず、前だけを見て、金賞の扉を開いていこう」という結びには思わず「がんばって」と声をかけたくなる思いだ。
茂木中3年の野澤聡華さんの「ふるさと」は、聡華さんの鋭い感受性と研ぎ澄まされた5感によって生み出された、素晴らしい作品だ。フレーズの多くを体言止めにしているのは意識的にしたものだろうか。そのことにより、「ふるさと」は一層の輝きを放ったものとなっている。彼女には今後も備わった才能を大切にして、詩作を継続していって欲しいと思う。
秋の夜長、子どもたちの作品を一つ一つ読ませていただいて、何か宝石箱の中の宝物に触れているような気がした。
みなさん素晴らしい詩でした
参考リンク
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