先週の土曜日は突然の雪で、本当にびっくりしました。夕方、馬門に行くと、ミーコも家の隅の方でうずくまっていました。
私の顔を見ると、頭をもたげて「にゃお」とひと声鳴いて、またうずくまってしまいました。元気がないなと思いましたが、そのままにしておき、私も寒いのでこたつに入り、テレビをつけてゴルフ中継を見ていました。
その時です。ミーコがそっと私の所に来て、私の膝の上に乗ってうずくまったのです。捨て猫のミーコは警戒心が強く、また、あまりかまわれたくないようで、妻以外には抱かれようとはしませんでした。ですから、私の膝の上に乗るなどと言う事は、考えてもみない事でした。きっと寒くて仕方がなかったのでしょう。
そっとミーコの頭から背中を撫でてやると、目を細めて気持ちよさそうにしているのでした。結局、ミーコは私の膝の上で４０分ほど眠っていましたが、私がこんな幸せな気持ちの時間を過ごしたのは、久しぶりの事でした。