町長の部屋 5月29日号
規制改革会議に物申す
政府の規制改革会議がJAや農業委員会に対する改革案をまとめた。私の目から見ても、JAや農業委員会は大きな曲がり角に来ているように思える。しかし、今回の改革案を見てみると、首をかしげたくなるような事もある。
例えばJAだが、本来の役割である「営農指導」や「農作物販売」にもっと力を入れるべきだという考えはわかる。しかし、これまでJAの果たしてきた役割は、農産物取引だけでなく広く農家の暮らし全体の向上にも寄与してきている。協同組合の理念はそうしたことにまで及んでいるのだ。また、農業委員会に対しても、委員の縮減や農業団体からの推薦制度の廃止を提言しているが、果たしてその事が、現場の実態を理解してのことなのか、甚だ疑問である。
改革とは一刀両断に思い切って血を流す覚悟でやらなければならないという意気込みはわかる。しかし、あまり過激すぎて、結果、組織を死に至らしめるようなことになっては本末転倒であろうと思う。
例えばJAだが、本来の役割である「営農指導」や「農作物販売」にもっと力を入れるべきだという考えはわかる。しかし、これまでJAの果たしてきた役割は、農産物取引だけでなく広く農家の暮らし全体の向上にも寄与してきている。協同組合の理念はそうしたことにまで及んでいるのだ。また、農業委員会に対しても、委員の縮減や農業団体からの推薦制度の廃止を提言しているが、果たしてその事が、現場の実態を理解してのことなのか、甚だ疑問である。
改革とは一刀両断に思い切って血を流す覚悟でやらなければならないという意気込みはわかる。しかし、あまり過激すぎて、結果、組織を死に至らしめるようなことになっては本末転倒であろうと思う。
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