早起きして家内と二人、お墓掃除に行った。お盆を迎えるにあたっての、毎年の行事だ。墓石をきれいにするだけでなく、周囲の小さなゴミを拾ったり、草をむしったりもした。
３０分ほどで終わった後に、私が、「こうしてお墓を掃除すると、何となく心まできれいになったような気がするね」と家内に言うと、「本当にそうね。でも、私たちがこのお墓に入った後、うちの子どもたちはこんなことしてくれるのかしら」と、少し寂しげに言うのであった。
私が、「しょうがないよ。僕らの世代は親をみとっても子どもにはみとられない世代なんだから」と返すと、家内は「期待しないことね。ともかく、二人でできるだけ頑張りましょう。そのためにも健康でいなくてはね」と答えた。
このあと家内の実家にも行って、同じようにお墓の掃除をして、お盆の準備を整えた。いろいろと考えさせられたお墓掃除であった。