栃木県市町村長会議が県公館で開催された。知事をはじめとする県執行部と県内全市町村長が一堂に会し、さまざまな問題や要望などを話し合う会議だ。
今回、市町村長からは「スクールソーシャルワーカーの補助事業化」「老朽化に伴う体育施設改修等の財源確保」「地方創生推進のための規制緩和、制度改革」などについて要望があり、県からは「特殊詐欺被害防止対策」「東京オリンピックに向けた取り組み」「生活困窮者自立支援」「食肉センターの再整備」などの問題が提出、報告された。
時間も限られているため、この場ですぐ「ハイ分かりました」とはいかないが、こうして県幹部、市町村長が顔を合わせて率直に議論することはとても大切であり、その意味では有意義な会議である。
最後に、佐藤宇都宮市長から、今回の国の国保制度改革において市町村の立場をよく理解し、国の審議会において中心的役割を果たした福田知事に対し市町村長を代表して感謝と慰労の言葉が述べられたが、私自身はこの場面で、福田知事、佐藤市長、両トップの政治的力量、人間的度量の大きさを見た思いであった。