町長の部屋 4月19日号
国の林政の基本方向を審議する委員に委嘱されている。先日その会議に出席し全国森林計画等の審議がなされたが、特に所有者が放置している森林を市町村や業者が代わって管理する森林経営管理法案の前提となる森林環境税について議論が集中した。
「森林環境税」は一人当たり年1000円を個人住民税に上乗せして徴収するものだが、国は国民の理解を得るために慎重に丁寧な議論を重ねながら進めようとしている様子がうかがえる。この姿勢は評価される。その一方で、本税が実施された時の年度ごとの効果を数値で示せという意見もあるが、現場を預かる者から言わせていただくと民間の森林に手を入れてゆくという事はそう簡単ではない事もご理解いただきたい。導入後、数年間は市町村も業者もかなり苦労し、目に見えるような効果は難しいのではないかと考えている。過大な数値目標を設定してそれにばかり囚われると思わぬ落とし穴にはまる可能性もある。何十年も放置された森林を蘇らせるという事業には、やはり何十年もの年月が必要であるという事を国民にもご理解いただきたいと思う。
「森林環境税」は一人当たり年1000円を個人住民税に上乗せして徴収するものだが、国は国民の理解を得るために慎重に丁寧な議論を重ねながら進めようとしている様子がうかがえる。この姿勢は評価される。その一方で、本税が実施された時の年度ごとの効果を数値で示せという意見もあるが、現場を預かる者から言わせていただくと民間の森林に手を入れてゆくという事はそう簡単ではない事もご理解いただきたい。導入後、数年間は市町村も業者もかなり苦労し、目に見えるような効果は難しいのではないかと考えている。過大な数値目標を設定してそれにばかり囚われると思わぬ落とし穴にはまる可能性もある。何十年も放置された森林を蘇らせるという事業には、やはり何十年もの年月が必要であるという事を国民にもご理解いただきたいと思う。
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