先日、民間調査会社が発表した「地域ブランド調査」なるものによると、栃木県の魅力度は全国で４４位だそうである。この結果に福田知事さんが、「大変残念」とコメントし、がっかりしているような印象の新聞記事が載っていたが、私から言えばこんな調査結果などは、「ああそうですか」と軽く聞き流しておいて良いのではないかと思う。なぜなら、県民の多くが栃木県は住みやすい良い県だと思っているからだ。
　風光明媚で自然が豊か、災害が少なく、県民性はきわめて温厚、ついでに県民所得は全国４位、世界遺産もあり数々の歴史に彩られている。これ以上何を望むのか。
　調査は全国３万人のインターネット調査の結果であるという。平成３０年４月１日現在の日本の人口は１億２６５０万２千人であるから、成人者だけを対象としても1パーセントにも満たない人の感想である。こんな結果に、毎年、一喜一憂する必要など全くないと思う。