町長の日記 12月8日号
岸田総理の政権発足後、初の所信表明演説が行われた。その中の、分配戦略について一言申し上げたい。介護や保育の現場で働く人の給与を引き上げることについては賛成だ。しかし、内部留保が積み上がっている企業に対して従業員の賃上げを誘導する施策については不満が残る。というのは、内部留保が潤沢にあるのは都市部の一部の大企業に限られるからだ。わが町にある企業などは、ほとんどが中小の零細企業で、コロナ禍の中でこれまでにない苦境に立たされている。潤沢な内部留保の話どころではない。したがって、賃上げ政策だけでは恩恵を受けるのは都市の一部労働者だけと言うことになってしまう。これでは、真の意味での富の分配とは言えないのではないか。大企業が存続してゆくために必要な水や空気や食料を供給している農山村の人々にも富の分配があって然るべきだと思う。
岸田総理を中心とする新政府には国民全体に富の分配が公平に行き渡る様な戦略を考えて欲しい。
岸田総理を中心とする新政府には国民全体に富の分配が公平に行き渡る様な戦略を考えて欲しい。
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