ここのところ、我が家の夕飯は鍋料理が続く。家内が丹精込めて作った野菜がたくさん使われていて、味もいいので別に不満もないのだが、それにしてもこう毎日では、と思っていた。しかし、その謎がやっと解けた。
　妻は、最近、料理のレシピ本を購入し、それを参考にしているようなのだ。本の題名は「まいにち小鍋」。副題は「365日たべても全然飽きない１～2人前の小鍋レシピ集」。作者は小田真規子さん。この方は料理研究家で栄養士。健康に配慮した美味しいヘルシー料理の提案者らしい。本をめくってみたが、確かにおいしそうで身体によさそうな鍋料理がいくつも紹介されている。作り方も簡単で、今夜にも試してみようかと思ってしまう料理のレシピ満載だ。
　「私の健康を考えてくれているのだなー」とありがたく思ったのだが、よく見ると次のような副題もついていた。「安い、簡単、洗い物が少ない、お酒にピッタリ」。健康よりもこちらだったか。納得。