町長の部屋 7月12日号
守るべきもの、残すべきもの
熱い、暑い、参議院選挙が終わりました。
昨年は自民党に、今回は民主党に、時の政権与党に国民はお灸をすえた
結果となりました。
衆愚の時代だとか、単なる人気投票だとか、いろいろ言われますが、
日本人というのは案外バランス感覚を持っていて、与党の行き過ぎを、
きちんとチェックしているのかもしれません。
ただ、一つだけ言いたいことがあります。
今回は何やら消費税論議だけが突出しましたが、私が望むのは税制全体の
抜本的改革です。
というのは、今の税制は、どう考えても大工場地帯や大消費地にお金が集まる
ようなシステムになっています。もっといえば、山や川や田や畑の持つ多面的
機能にはほとんど配慮がなされていないと思わざるを得ません。
21世紀は「環境の時代」と言われてきましたが、どうもそれは掛け声だけで、
具体的な政策にはなかなか表れてこなかったように思います。
昨年は自民党に、今回は民主党に、時の政権与党に国民はお灸をすえた
結果となりました。
衆愚の時代だとか、単なる人気投票だとか、いろいろ言われますが、
日本人というのは案外バランス感覚を持っていて、与党の行き過ぎを、
きちんとチェックしているのかもしれません。
ただ、一つだけ言いたいことがあります。
今回は何やら消費税論議だけが突出しましたが、私が望むのは税制全体の
抜本的改革です。
というのは、今の税制は、どう考えても大工場地帯や大消費地にお金が集まる
ようなシステムになっています。もっといえば、山や川や田や畑の持つ多面的
機能にはほとんど配慮がなされていないと思わざるを得ません。
21世紀は「環境の時代」と言われてきましたが、どうもそれは掛け声だけで、
具体的な政策にはなかなか表れてこなかったように思います。
国内に、水や空気や食糧をきちんと守り続ける地域があってこそ、大工場地帯も
大消費地も成り立つのです。
都市には都市の価値があることはもちろんであります。
同様に、地方は地方の価値があります。そのことをよく理解をしたうえで、税制も
国の政策も、もう一度考えていってもらいたいのです。
今、地方が抱えている過疎化や耕作放棄地、鳥獣害被害など多くの問題を話し
合うための関東一円の町村会議が、今週14・15日の2日間にわたり茂木町で
開催されます。私は、この会議の中で、
「私たちの住む農山村は、決して貧しいのではなく、ある意味では、優しく
美しく知的で豊かなのだということ。そして、これからも守り、残していか
なければならない地域なのだということ」
を強く訴えたいと思います。
大消費地も成り立つのです。
都市には都市の価値があることはもちろんであります。
同様に、地方は地方の価値があります。そのことをよく理解をしたうえで、税制も
国の政策も、もう一度考えていってもらいたいのです。
今、地方が抱えている過疎化や耕作放棄地、鳥獣害被害など多くの問題を話し
合うための関東一円の町村会議が、今週14・15日の2日間にわたり茂木町で
開催されます。私は、この会議の中で、
「私たちの住む農山村は、決して貧しいのではなく、ある意味では、優しく
美しく知的で豊かなのだということ。そして、これからも守り、残していか
なければならない地域なのだということ」
を強く訴えたいと思います。
参考リンク
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- TEL: 0285-63-5616
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