今日のおそばは、いい里さかがわ館です。
ちょうど、東京からのお客様がありましたのでお誘いしましたところ、喜んでお伴をしてくださいました。
注文は「きのこ汁そば、７００円」。「とてもおいしいおそばですね」と言って下さりホッとしました。

それにしても、正直な話、オープン当時のいい里さかがわ館のおそばの評判は決して良くありませんでした。
そば粉の選択ミスがあったり、また、そば打ちの技術もお金をもらうまでには行ってなかったというのが正直なところかもしれません。接客もまだまだでした。見切り発車であったと思います。
しかし、多くの方々の叱咤激励を受けて頑張ったところ、今は技術も上達し本当においしいおそばを提供できるようになりました。

天ぷらの揚げ方も上手になりました。麺つゆもおいしくなりました。キノコもたっぷり入っていました。
欲を言えば、注文してからおそばが出てくるまでの時間をもっと短縮すること。県道一号線沿いという立地条件からして、せめて夕方５時までは営業してもらいたいこと。
さらには、一緒に出てくる漬物が本当においしいので、これを商品化してくれればよいこと。この位かなと思います。

全くの素人の皆さんがここまで来るのに、丸々５年という歳月を要したことになります。
それが、長いか短いかは別にして、いい里逆川館のおそばには、この地域の皆さんの、聞くも涙、語るも涙と言われるほどの、様々な逸話が詰まっているのは事実です。
その逸話のひとつひとつが、お蕎麦の味わいを深いものにしているのだと思います。