町長の部屋2月10日号
「食」について
国民一人あたりが食糧費にかける支出が減っているという。
高齢化により、食べる量が減っているのかと思いきや、逆で、若い世帯主世帯ほど減り方が激しいというのである。
背景には、長引く不況による所得の減少があり、小さいころから低価格志向でその味に慣れ親しんでしまったことも原因の一つではないかとみられる。
なるほどと思う。
人間の食の好みというのはだいたい5~13歳くらいで形成される。
この時期に、朝食抜きでファストフードなどのチェーン店の外食ばかりをしていては、ただ腹が膨れればよいというだけで、「食の味わい」とか「食文化」に思いを巡らすことはなくなってしまうだろう。これでは、「食」に興味も示さないし、食糧経費が減るのもやむをえない。
ある意味「日本の食の危機」ではないかとも思う。そして、この責任は若年層でなく、子育てを通じて「食」というものをないがしろにしてきた私たち年配者にあるのではないかと思うのだ。
茂木町では、今年、給食センターの建て替えをすることになっている。私はこの機会に、単に給食センターを新築するということだけでなく、学校給食を通じて子どもたちの食育や地産地消のあり方などをもう一度、関係者で考えてみて欲しいと思っている。
また、美土里たい肥を使った作物の普及や、直売所の戦略的意義にまで踏み込んで、町民みんなで議論をしてみたいとも思っているのだ。
高齢化により、食べる量が減っているのかと思いきや、逆で、若い世帯主世帯ほど減り方が激しいというのである。
背景には、長引く不況による所得の減少があり、小さいころから低価格志向でその味に慣れ親しんでしまったことも原因の一つではないかとみられる。
なるほどと思う。
人間の食の好みというのはだいたい5~13歳くらいで形成される。
この時期に、朝食抜きでファストフードなどのチェーン店の外食ばかりをしていては、ただ腹が膨れればよいというだけで、「食の味わい」とか「食文化」に思いを巡らすことはなくなってしまうだろう。これでは、「食」に興味も示さないし、食糧経費が減るのもやむをえない。
ある意味「日本の食の危機」ではないかとも思う。そして、この責任は若年層でなく、子育てを通じて「食」というものをないがしろにしてきた私たち年配者にあるのではないかと思うのだ。
茂木町では、今年、給食センターの建て替えをすることになっている。私はこの機会に、単に給食センターを新築するということだけでなく、学校給食を通じて子どもたちの食育や地産地消のあり方などをもう一度、関係者で考えてみて欲しいと思っている。
また、美土里たい肥を使った作物の普及や、直売所の戦略的意義にまで踏み込んで、町民みんなで議論をしてみたいとも思っているのだ。

食の大切さをPR中の食生活改善推進員さん
参考リンク
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