町長の部屋9月7日号
台風12号のつめ跡
台風12号が猛威をふるい、四国、中国、近畿地方、紀伊半島に大きな被害をもたらした。死者、行方不明はあわせて104人にも上るという。テレビの映像で被害状況を見ながら、25年前の茂木水害が思い出され、胸が痛む。
和歌山県那智勝浦町の町長さんは、妻と長女を一瞬のうちに失うという不幸に見舞われた。それにもかかわらず、テレビの前で、「今は自分のことよりこの大惨事にどう対処したら良いかということが先だ。あの時、家族のことをもっと考えてやればよかったという後悔はあるが、公務を優先させなければならなかった」とインタビューに応えていた。悲しみをこらえながらのその姿に、同じ立場の者として強い衝撃を受けた。
奈良県十津川村も12名の死者、行方不明者が出る大惨事に巻き込まれた。この村は、私が大学を卒業する時の記念旅行にと、仲の良い友人3人で訪れたことのある思い出深い村だ。確か廃校となった学校を郷土資料館として利用していたと記憶していたが、そこで知ったのだが、その歴史をたどると、明治のころにも大災害に見舞われ、この土地での再起を断念した多くの村人が、北海道に渡り新しい十津川村を作ったのだということであった。今、また平成の世に再び同じ悪夢が繰り返されようとは、何という無慈悲なことだ。
今年は、東北に次いで西日本も大きな災害に巻き込まれるという、日本にとって本当に大きな試練の年となってしまった。しかし、あらゆる悲しみを乗り越えて、全国民が、そして政治も行政も、今こそ、立ち上がらなければならないのだと思う。
和歌山県那智勝浦町の町長さんは、妻と長女を一瞬のうちに失うという不幸に見舞われた。それにもかかわらず、テレビの前で、「今は自分のことよりこの大惨事にどう対処したら良いかということが先だ。あの時、家族のことをもっと考えてやればよかったという後悔はあるが、公務を優先させなければならなかった」とインタビューに応えていた。悲しみをこらえながらのその姿に、同じ立場の者として強い衝撃を受けた。
奈良県十津川村も12名の死者、行方不明者が出る大惨事に巻き込まれた。この村は、私が大学を卒業する時の記念旅行にと、仲の良い友人3人で訪れたことのある思い出深い村だ。確か廃校となった学校を郷土資料館として利用していたと記憶していたが、そこで知ったのだが、その歴史をたどると、明治のころにも大災害に見舞われ、この土地での再起を断念した多くの村人が、北海道に渡り新しい十津川村を作ったのだということであった。今、また平成の世に再び同じ悪夢が繰り返されようとは、何という無慈悲なことだ。
今年は、東北に次いで西日本も大きな災害に巻き込まれるという、日本にとって本当に大きな試練の年となってしまった。しかし、あらゆる悲しみを乗り越えて、全国民が、そして政治も行政も、今こそ、立ち上がらなければならないのだと思う。
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