町長の部屋9月20日号
熱中症が怖くて運動会延期
娘の通う高校の運動会が直前になって延期になった。理由は「残暑厳しく熱中症が怖い」から。娘は何も感じていないようであったが、これを聞いた私はがくぜんとした。かつて、雨や台風で運動会が延期になった話は聞いたことがあるが、「残暑が厳しいから」とは前代未聞だ。何という「軟弱」、教育の現場は何を考えているのか。「情けない」「笑い話のよう」だ。
世の中には、危険が充満している。その危険をどう予防して、どう回避しながら、社会生活を営んでゆくのか、そうした知恵を生徒に身につけさせることはとても大切で、学校生活の大きな目標の一つではないのか。この場合だと、たとえば帽子をかぶるとか、こまめに水分を補給するとか、あるいは出番を待つ生徒のためにテントを用意して日陰を作るとか、考えられることはいくらでもあるはずだ。
そうした努力を全く放棄して安易に「逃避」の道を選択していたのでは、これからの社会の様々な困難に対応しながらたくましく生きていく若者は育たない。世の中、天気の良い晴れの日ばかりではない。雨の日も風の日もあり、悪条件の中でもやり遂げなければならないことは多いのだ。
そもそも熱中症が心配なら、当初から残暑の9月など選ばずに10月や11月にすれば良い。責任者のリスク管理が最初からできていなかったということだろう。
「そんなことでどうする。何を考えているのか」と憤る私に、「仕方ないじゃん」と事態を冷静に受け止めている娘のこともしゃくに障った。
ちなみに、茂木町の3つの中学校は、今よりももっと残暑厳しい一週間前に、先生も生徒も一丸となって予定通り立派に運動会をやり遂げた。
「熱中症回避のために高校の運動会延期」。このことを、読者の皆さんはどう考えるのだろう。
世の中には、危険が充満している。その危険をどう予防して、どう回避しながら、社会生活を営んでゆくのか、そうした知恵を生徒に身につけさせることはとても大切で、学校生活の大きな目標の一つではないのか。この場合だと、たとえば帽子をかぶるとか、こまめに水分を補給するとか、あるいは出番を待つ生徒のためにテントを用意して日陰を作るとか、考えられることはいくらでもあるはずだ。
そうした努力を全く放棄して安易に「逃避」の道を選択していたのでは、これからの社会の様々な困難に対応しながらたくましく生きていく若者は育たない。世の中、天気の良い晴れの日ばかりではない。雨の日も風の日もあり、悪条件の中でもやり遂げなければならないことは多いのだ。
そもそも熱中症が心配なら、当初から残暑の9月など選ばずに10月や11月にすれば良い。責任者のリスク管理が最初からできていなかったということだろう。
「そんなことでどうする。何を考えているのか」と憤る私に、「仕方ないじゃん」と事態を冷静に受け止めている娘のこともしゃくに障った。
ちなみに、茂木町の3つの中学校は、今よりももっと残暑厳しい一週間前に、先生も生徒も一丸となって予定通り立派に運動会をやり遂げた。
「熱中症回避のために高校の運動会延期」。このことを、読者の皆さんはどう考えるのだろう。

茂木町内の中学校は、青空のもと立派に運動会をやり遂げました
参考リンク
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