ゴルフのお誘いを受けて久しぶりにクラブを握った。ご一緒させていただいた３人は揃ってご年配の「功成り名遂げて」悠々自適の生活を送っている方々である。
ゴルフの良いところは、年齢を問わずにプレーして楽しめるスポーツであるというところだ。この日ご一緒させていただいた方々は、７７歳、７４歳、６７歳の熟年というよりは老年というところであったが、技は勿論、年齢を感じさせないパワフルなゴルフを披露して、私はずいぶんと驚かされた。
また、ゴルフは一日のお付き合いとなるので、その間、様々なお話が聞けることも、私にとって良い勉強になる。人生経験豊富な方の何気ない一言が、私の心に深く刻まれるときもある。
この日も、３人の方々に、いろいろとご助言やら励ましを受けてのゴルフとなり、私自身、心が少しずつ晴れやかになっていくのを感じながらのプレーとすることができた。
秋晴れの青い澄みきった空に向かって大きく息をついてみると、全身に新鮮な空気が送り込まれて、体も心もリフレッシュされていくのを感じる。
プレー終了後は温泉につかり、心地よい疲労感の中で帰路についた。こういうゴルフをこれからもしていきたいと思う。ただひとつ、スコアーが一番悪かったのは一番若い私であったということだけは、なんとも情けのない話であった。