町長の部屋11月22日号
安心安全の道づくり
「安全安心の道づくりを求める県民大会」が開かれた。大会代表の岡部佐野市長のあいさつに続いて意見発表が行われ、はじめに小山市立間々田小学校の児童が、やっと道路と歩道が整備され、今では安心して通学できてとてもうれしいと発表した。さらに、湯西川温泉旅館組合長さんが、自分たちの商売は一般のお客様が安全に通行できる道路があってこそ成り立つものだ。昔と比べてずいぶんと整備されたが、まだまだ安心には程遠い。今後も引き続きの道路整備を要望したいと悲痛な叫びを上げた。そして、益子町の大塚町長、宇都宮市の佐藤市長、高根沢町の高橋町長という、県内首長のゴールデントライアル3人組が、理路整然と弁舌爽やかに道路整備の必要性を訴えると、会場のボルテージは最高潮に達した。進行役の広瀬下野市長も、普段とは打って変わって軽妙洒脱な物言いで式を運んだ。大会は、大成功のうちに閉幕した。
今年3月の大震災では、高速道路が人々の避難場所となり、土盛りされた新設の高規格道路が津波の進入を食い止めた。まさに、コンクリートが人々の命を救ったのだ。「コンクリートからヒトへ」などという情緒的な物言いは、選挙戦術としては一定の効果を挙げたかもしれないが、現実的にはただの絵空事に過ぎないことの証左ではないのか。道路は、ヒト、モノ、情報を運ぶと共に、命をも守るのだ。安心安全の道路整備は、政治、行政に携わるものに課せられた重要な責務であることを改めて確認させられた大会であった。
今年3月の大震災では、高速道路が人々の避難場所となり、土盛りされた新設の高規格道路が津波の進入を食い止めた。まさに、コンクリートが人々の命を救ったのだ。「コンクリートからヒトへ」などという情緒的な物言いは、選挙戦術としては一定の効果を挙げたかもしれないが、現実的にはただの絵空事に過ぎないことの証左ではないのか。道路は、ヒト、モノ、情報を運ぶと共に、命をも守るのだ。安心安全の道路整備は、政治、行政に携わるものに課せられた重要な責務であることを改めて確認させられた大会であった。
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