ここのところ、保育園の卒園式が相次いでいてお招きにあずかっている。そのたびに涙腺がゆるくなるが、原因はふたつである事に気付
いた。
ひとつは、式の途中で流れるバックミュージックによく使われる、かつての「映画音楽」だ。「エデンの東」「愛情物語」「星に願いを」などが流れてくると、自分の人生と相まって胸がキュンとなる。特に、先生が電子オルガンなどで生演奏をしてくれるとなればなおさらだ。もうひとつは、式の最後に定番と言ってよいほど子どもたちが歌う「さよなら ぼくたちのほいくえん」の歌。最初の「たくさんの毎日を ここで過ごしてきたね」のフレーズを聴いた途端に、もう駄目だ。お父さん、お母さんも泣いている。
卒園式出席のたびに、花粉症と感動で目を赤くしている私なのだ。