町長の部屋5月8日号
福島レポート(1)
全国町村会視察団の一員として、福島第一原発と周辺町村の視察に行ってきました。
まず訪れたのは、原発事故対策の最前線基地となっている、広野町のJビレッジ。かつては日本サッカーの一大活動拠点として全国に知られたこの施設も、現在は、原発の収束作業に当たっている約3000人の作業員の宿泊施設になっています。ここで、視察に当たっての注意事項を受けてバスに乗り込み、第一原発に向かいました。
途中、検問を幾つか通過しましたが、帰還困難地域に指定されている大熊町も双葉町も、3.11で時間が止まってしまった世界でした。放射能の影響により、未だに人も機械も立ち入ることが制限されていて、復旧に手がつけられないからです。また、津波により、駅舎も周辺の建物も流されてしまい、跡形もない現場に立ち寄りましたが、不気味なほどの静寂でした。さらに、遠くの田んぼで十数頭の牛が草を食んでいましたが、餓死することを憐れんだ飼い主が牛を解き放し、野生化したということでした。
いよいよ、福島第一原発です。幾重ものチェックを受けて、ようやく、事故当時、テレビに映し出されていた免震棟の中に案内されました。そこでは、100名以上の東電社員が一言の私語も無く、ただ黙々と事務作業に当たっていました。(つづく)
まず訪れたのは、原発事故対策の最前線基地となっている、広野町のJビレッジ。かつては日本サッカーの一大活動拠点として全国に知られたこの施設も、現在は、原発の収束作業に当たっている約3000人の作業員の宿泊施設になっています。ここで、視察に当たっての注意事項を受けてバスに乗り込み、第一原発に向かいました。
途中、検問を幾つか通過しましたが、帰還困難地域に指定されている大熊町も双葉町も、3.11で時間が止まってしまった世界でした。放射能の影響により、未だに人も機械も立ち入ることが制限されていて、復旧に手がつけられないからです。また、津波により、駅舎も周辺の建物も流されてしまい、跡形もない現場に立ち寄りましたが、不気味なほどの静寂でした。さらに、遠くの田んぼで十数頭の牛が草を食んでいましたが、餓死することを憐れんだ飼い主が牛を解き放し、野生化したということでした。
いよいよ、福島第一原発です。幾重ものチェックを受けて、ようやく、事故当時、テレビに映し出されていた免震棟の中に案内されました。そこでは、100名以上の東電社員が一言の私語も無く、ただ黙々と事務作業に当たっていました。(つづく)

全国町村会の藤原会長が、免震棟の中で激励の言葉をのべました
参考リンク
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