東京で会議があり出張しましたが、会場が皇居の近くでしたので、お昼休みにお堀端を散策しました。宮城が仰げる二重橋の前は、多くの観光客で賑わっていました。そばで彼らの話す言葉を聴いていると、どうやら中国人のようです。
今、日中関係は領土問題などであまり良い状況にあるとはいえません。しかし、訪れている中国人観光客を見ていると、二重橋や皇居をバックにうれしそうに写真を撮ったりして、遠くからとはいえ天皇陛下がお住まいになっている宮城を仰ぎ見て感激している様子でした。政治家は様々な思惑や国内情勢などにより、なかなか歩み寄るということは出来ないのかもしれませんが、一般国民は互いの国を行き来し少しずつではあっても理解を深めていけば、いつの日か解り合える日が来るのではないか。そんな思いをしました。