町長の部屋8月30日号
指定廃棄物最終処分場問題
指定廃棄物の最終処分場建設について市町村長会議が開催され、国からは環境省副大臣と担当者、県からは知事はじめ幹部が、そして県内全市町長が出席して議論が交わされた。
環境省の説明の後に、数人の首長が意見を述べて会は閉じられた。その後の記者会見で、環境省は「同意、理解を得られたと思う」と語っていたが、これは間違いである。首長の多くは、今でも「一県一処分場」の考えが正しかったのか疑問を持っているし、その一方で、仮置きしている廃棄物をいつまでも放ってはおけないということもよく理解をしていて、そのジレンマの中で苦しんでいるのだ。
翌日の新聞紙上で一部のマスコミは、入り口論でなかなか進まない状況に対し、市町長の責任であるかのような意見を書くものもあったが、それは最前線で住民と接して、直に住民の話を聞きながら日々奮闘している首長や職員に対して、全く現状を理解していないものの言
葉だ。
この問題は、国が責任を持って住民のために進めていくのだということを、首長はもちろん、県民に広くその覚悟を示さなければ、今後も迷走するだろう。
大田原市長が最後に、「我々は今でも反対だが、国が国の責任においてやると言うならば、おやりになったら良いのではないですか」と突き放すように言ったが、ほとんどの首長は同じ気持ちだと思う。
環境省の説明の後に、数人の首長が意見を述べて会は閉じられた。その後の記者会見で、環境省は「同意、理解を得られたと思う」と語っていたが、これは間違いである。首長の多くは、今でも「一県一処分場」の考えが正しかったのか疑問を持っているし、その一方で、仮置きしている廃棄物をいつまでも放ってはおけないということもよく理解をしていて、そのジレンマの中で苦しんでいるのだ。
翌日の新聞紙上で一部のマスコミは、入り口論でなかなか進まない状況に対し、市町長の責任であるかのような意見を書くものもあったが、それは最前線で住民と接して、直に住民の話を聞きながら日々奮闘している首長や職員に対して、全く現状を理解していないものの言
葉だ。
この問題は、国が責任を持って住民のために進めていくのだということを、首長はもちろん、県民に広くその覚悟を示さなければ、今後も迷走するだろう。
大田原市長が最後に、「我々は今でも反対だが、国が国の責任においてやると言うならば、おやりになったら良いのではないですか」と突き放すように言ったが、ほとんどの首長は同じ気持ちだと思う。
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