町長の部屋 12月5日号
ミーコのこと
久しぶりに家内の実家に泊まった。古い家で、その上、猫のミーコのためにどの部屋の戸も少しずつ通り道に開けてあるから夜は相当寒いだろうということで、ヒートテックの丸首下着に靴下をはいて、その上にパジャマを着、頭には毛糸の帽子をかむり、足元には湯たんぽを入れるという完全装備で寝床に入った。
10分くらいしてウトウトとした時のこと、ニャオというか細い声を発したミーコが近づいてきて、私の鼻の頭をぺろりとなめ、そして、ソロリソロリと私の布団の中に入ってきたのだ。捨て猫であったミーコはなかなか人になつかず、心を許しているのは、ばあちゃんと家内だけであったが、とうとう私のことも認めてくれたのかと、少し驚くと共に涙が出るほどうれしい思いがした。
「ミーコ、お前のエサをいつも選んで買ってきているのは私なんだよ。それが、やっと分かってくれたんだね」そう心の中で叫んでいた。その夜は、私の体だけでなく心の中までもポカポカと温かかった。
10分くらいしてウトウトとした時のこと、ニャオというか細い声を発したミーコが近づいてきて、私の鼻の頭をぺろりとなめ、そして、ソロリソロリと私の布団の中に入ってきたのだ。捨て猫であったミーコはなかなか人になつかず、心を許しているのは、ばあちゃんと家内だけであったが、とうとう私のことも認めてくれたのかと、少し驚くと共に涙が出るほどうれしい思いがした。
「ミーコ、お前のエサをいつも選んで買ってきているのは私なんだよ。それが、やっと分かってくれたんだね」そう心の中で叫んでいた。その夜は、私の体だけでなく心の中までもポカポカと温かかった。

至福の時
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