各中学校で立志式が行われました。１４歳の「元服の儀式」です。私は中学生に向かい、「今はただ、日々、勉強に部活に打ち込みなさい。夢中でやりなさい。心を燃やしなさい。そして、生きとし生けるものすべてに感謝しなさい。」と、挨拶しました。
帰ってきてから「立志の感想文」と題した小冊子を読ませていただきましたが、そこに掲載されている６人の中学生の文章を読ませていただき、自分の中学時代と比べてあまりにしっかりしているのに驚かされました。私たちのころは、「自分の将来の夢を語りなさい」などと言われても、何をどう話して良いのか分からず、結局「とりあえず、プロ野球選手になりたいとでも言っておけばよいか」という様な感じでしたが、今の子どもたちは足元を見据えて、これまでの少ない経験の中から将来の夢をしっかりと描き出そうとしているように思われます。その夢は当然、将来変わることもあるでしょう。しかし、今から自分自身を良く見つめて考えているということにとても感心させられたのでした。