栃木県のコンニャク生産振興を目的とした「こんにゃく立毛共進会」が開催され、見事、本町のコンニャク生産農家の根本太一さんが最優秀賞に輝き、特別賞として農林水産大臣賞も獲得しました。
根本さんのお父さんもこの賞の栄に浴しており、親子２代にわたっての快挙ということになりました。
茂木町はかつて、コンニャクとシイタケの生産地として全国に名を響かせ、農家もおおいに潤った時代がありました。そのことは商人にも好影響を及ぼし、町も経済的に活性化していったのでした。
しかし、その後コンニャク相場は低迷を続け、また、原木シイタケにいたっては福島原発の事故により、現在、出荷停止の状態となり、「茂木原木シイタケブランド」は存続の危機に瀕しているという、本当に生産農家にとって暗く厳しい時代となってしまいました。そうした中で、今回の受賞は、本人はもとより、ほかの生産農家にも大いに励みとなる明るい話題であります。
根本さんに続く若い生産農家の活躍を期待したいと思います。