元古沢「ゆずの里 かおり村」でゆずの収穫祭が開催され、多くの人でにぎわいました。それにしても、何もなかった地域に「ゆず」をキーワードに村おこしを始めたのが２６年前。まだ「村おこし」「地域おこし」などという言葉がないころのことですが、今では見事に全国に知れ渡るほどの成果を収められました。その先頭に立った石河智舒さんは現在でも会長として頑張ってくれています。それどころか、国の観光カリスマとして全国を飛び回っているのです。
茂木町でも、「ゆずの里」をお手本に、各地域で梅、そば、柿、ブルーベリーなどを中心とした地域おこしが始まり、今や町の活性化に大きな役割を果たしています。
今年、茂木町は「町村合併６０周年」を迎えましたが、その式典で石河さんに「町民栄誉賞」を贈らせていただきました。石河さんは言います。「この賞は私にではなく、ゆずの里に関わってきたすべての人に対し、茂木町民の皆さまに頂いたものだと思っています。だから、これまでもらったどんな賞より、一番うれしいのです。」