町長の部屋 2月10日号
福島第一原発周辺のネコに会う
先日、東京出張の折、宇都宮から新幹線に乗ったが、座席に座るとどこからか「ニャーオ、ニャーオ」という声が聞こえてきた。気のせいかなと思ったが、またすぐ同じ鳴き声が聞こえてくる。「ミーコが乗っているのかよ」と思ったが、そんなはずもない。辺りを見渡してみると、近くに布に包んだ大きなかごを2つ持っている女性がいて、鳴き声はそこから聞こえてきているようだった。
私の方から「ネコがいるのですか」と声をかけると、「ハイ、すみません」と申し訳なさそうな声が返ってきた。「いや、大丈夫ですよ。」と言うと、あちらから「このネコたちは福島第一原発周辺で捕獲されたネコで、東京で里親を探すために運んでいるのです」と言う。「そうですか、頑張ってください」と返した。
いまだに帰還できない福島第一原発周辺の地域には、放し飼いにされたネコやイヌ、その子どもたちがたくさん放置されているという。原発事故はペットたちの運命も大きく変えてしまったのだ。
早く、優しい里親が見つかってほしいと祈った。
私の方から「ネコがいるのですか」と声をかけると、「ハイ、すみません」と申し訳なさそうな声が返ってきた。「いや、大丈夫ですよ。」と言うと、あちらから「このネコたちは福島第一原発周辺で捕獲されたネコで、東京で里親を探すために運んでいるのです」と言う。「そうですか、頑張ってください」と返した。
いまだに帰還できない福島第一原発周辺の地域には、放し飼いにされたネコやイヌ、その子どもたちがたくさん放置されているという。原発事故はペットたちの運命も大きく変えてしまったのだ。
早く、優しい里親が見つかってほしいと祈った。
ネコが入った包み箱
里親を探しているネコ
参考リンク
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