町長の部屋 7月23日号
日本創成会議のおかしな提案
日本創成会議(増田寛也座長)が、またまたおかしなことを言いだした。「人口減少に悩む自治体に高齢者を移住させることで、人口増と活性化につなげる」という提案だ。
そもそも地方創生の目標は、地方に出生率を向上させる条件を作り出すことだ。つまり、単なる人口増ではなく限りなくピラミッド型に近い人口構成を目標にしているのだ。高齢者の移住は一時的な人口増にはなるだろうが、本当の意味での持続可能な地域づくりにつながるとは思えない。この提案はあまりにも短絡的だ。
大体、「介護を必要とする高齢者を受け入れるだけの施設が都市部には大幅に不足してくるので余裕のある地方に回し、地方にも新たな介護の雇用の場が生まれる事になるから良いのではないか」などという考え自体が、不自然だ。こんなことを、これまで都市部で人生の長い時間を刻んできてその地域にそれなりの思いのある方々がすんなりと受け入れてくれるのか、また、地方を都市のうば捨て山にするような考えに地方の方々が簡単に同意するのかどうか、私は甚だ疑問であると思っている。
そもそも地方創生の目標は、地方に出生率を向上させる条件を作り出すことだ。つまり、単なる人口増ではなく限りなくピラミッド型に近い人口構成を目標にしているのだ。高齢者の移住は一時的な人口増にはなるだろうが、本当の意味での持続可能な地域づくりにつながるとは思えない。この提案はあまりにも短絡的だ。
大体、「介護を必要とする高齢者を受け入れるだけの施設が都市部には大幅に不足してくるので余裕のある地方に回し、地方にも新たな介護の雇用の場が生まれる事になるから良いのではないか」などという考え自体が、不自然だ。こんなことを、これまで都市部で人生の長い時間を刻んできてその地域にそれなりの思いのある方々がすんなりと受け入れてくれるのか、また、地方を都市のうば捨て山にするような考えに地方の方々が簡単に同意するのかどうか、私は甚だ疑問であると思っている。
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