今年３月、アメリカ・カルフォルニア州に送り出した「中学生海外派遣団員」の帰国報告書が届いた。報告書からは、どの生徒たちにとっても本当に貴重で感動的な体験であったことが伺えた。
　グローバル化の波は好むと好まざるにかかわらず、避けては通れない。同時に、社会人となってどんな職業についても、これからは日常的な英会話くらいは必要となってくるものと思われる。事実、こんな田舎の茂木町でも、今、道の駅もてぎを中心に多言語観光パンフレットの作成を模索し始めたくらいなのだ。
　また、異文化の方々と言葉の壁を感じることなく会話ができれば、どんなにか世界が広がっただろうと思うのは、外国語の全くできない私自身の率直な思いである。これからの子どもたちには私のようになってほしくない。
　今回の体験がきっかけとなり、将来、世界を駆け巡って活躍するような人物が、この茂木町から輩出されることを願っている。