木造十一面観音菩薩立像
栃木県指定有形文化財[彫刻]
昭和38年11月1日指定
◆所在地:小貫968番地/愛宕神社
◆形状:像高142cm、台座高30cm、肩幅43cm
◆形態:寄木造、彫眼、素地像
◆年代:鎌倉時代後期
木彫りの立像にして、頭上仏十一面は挿込み、全部備わっているが、面部の磨滅が甚しい。頭部は耳の後方にてはぎ、首をさしている。寄木で玉眼入れ、体躯は側面にて前後二つにはいている。下垂および屈臂の両腕は別木にて胴にとりつけている。
裳の褶は京都の鞍馬寺のものと同様である。刀法はやや弱く両膝間の衣褶の表現には特に目立つ。全体としてキリッとした端正さとのびのびとした力が見られ鎌倉時代後期の仏像である。
◆所在地:小貫968番地/愛宕神社
◆形状:像高142cm、台座高30cm、肩幅43cm
◆形態:寄木造、彫眼、素地像
◆年代:鎌倉時代後期
木彫りの立像にして、頭上仏十一面は挿込み、全部備わっているが、面部の磨滅が甚しい。頭部は耳の後方にてはぎ、首をさしている。寄木で玉眼入れ、体躯は側面にて前後二つにはいている。下垂および屈臂の両腕は別木にて胴にとりつけている。
裳の褶は京都の鞍馬寺のものと同様である。刀法はやや弱く両膝間の衣褶の表現には特に目立つ。全体としてキリッとした端正さとのびのびとした力が見られ鎌倉時代後期の仏像である。
お問合せ先
- ふみの森もてぎ 図書文化係
- TEL: 0285-64-1023
- FAX: 0285-63-3024