町長の部屋 2月27日号
田園回帰
最近、「田園回帰」という言葉がやたら新聞や雑誌で見受けられる。都会に住む若者の農山漁村への移住に関心が高まっているのだ。ちなみに、先ごろ総務省が都市住民を対象にアンケート調査を行ったが、農村に移住してみたいと回答した割合は3割を超えた。
茂木町のように人口の減少する地方の自治体にとっては大変うれしい報告で、ぜひ、わが町も移住の候補として考えていただきたいと思っている。
ただし、夢や憧れだけでは地方の生活は維持できないことも申し上げておきたい。「田園回帰」という言葉は美しいが、現実は厳しく、その覚悟だけは持っていただきたいのだ。例えば日常の生活や子育てにかかる費用を捻出する「仕事」についてであるが、地方においては極めて選択肢が少なく、選り好みはできない。また、「農業」を収入源として希望する方が多いが、実はこれが一番厳しく、しばらくは兼業も覚悟すべきだろう。「近所づきあい」「組づきあい」も必要となる。
いずれにしろ、移住する側も受け入れる側も現状をしっかりと把握した上で、互いにウインウインとなるような「田園回帰」であって欲しい。
茂木町のように人口の減少する地方の自治体にとっては大変うれしい報告で、ぜひ、わが町も移住の候補として考えていただきたいと思っている。
ただし、夢や憧れだけでは地方の生活は維持できないことも申し上げておきたい。「田園回帰」という言葉は美しいが、現実は厳しく、その覚悟だけは持っていただきたいのだ。例えば日常の生活や子育てにかかる費用を捻出する「仕事」についてであるが、地方においては極めて選択肢が少なく、選り好みはできない。また、「農業」を収入源として希望する方が多いが、実はこれが一番厳しく、しばらくは兼業も覚悟すべきだろう。「近所づきあい」「組づきあい」も必要となる。
いずれにしろ、移住する側も受け入れる側も現状をしっかりと把握した上で、互いにウインウインとなるような「田園回帰」であって欲しい。

鎌倉山からの眺望

入郷石畑の棚田(鈴木文夫さん提供)
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