町長の部屋 2月8日号
七日は初午(はつうま)。「しもつかれ」作りを終えたばかりの妻は、前日に家のお稲荷さんに旗を立て、もち米を水に浸し、当日は早朝から赤飯炊きだ。妻にとってはこの日を乗り切ってやっと「節分」に一区切りなのだ。
妻が「しもつかれ」の時と同様、「古口家の赤飯」のレシピが記されている秘密の手帳を見ながら忙しく立ち振る舞う。私はどちらかといえば硬めの赤飯が好きなのだが、90歳になる父と母は、軟らかめを所望する。両者が満足する「硬からず軟らかからず」の「究極の赤飯」を作ろうとしてふかし釜をじっと見つめる妻の目は真剣そのもので、声をかけるのもはばかられるほどだ。
無事、炊き上がった赤飯は、まずはお稲荷さんに、そして神棚や仏壇(ぶつだん)にもお供えして、その後に家族でいただくという手順になる。私は夕飯に合わせていただいた。今年の赤飯は、全員にとって何とか及第点の赤飯だったようで、みんな笑顔であった。
「しもつかれ」にしろ「赤飯」にしろ、味にうるさい家族を満足させようと孤軍奮闘する妻には頭が下がる。
妻が「しもつかれ」の時と同様、「古口家の赤飯」のレシピが記されている秘密の手帳を見ながら忙しく立ち振る舞う。私はどちらかといえば硬めの赤飯が好きなのだが、90歳になる父と母は、軟らかめを所望する。両者が満足する「硬からず軟らかからず」の「究極の赤飯」を作ろうとしてふかし釜をじっと見つめる妻の目は真剣そのもので、声をかけるのもはばかられるほどだ。
無事、炊き上がった赤飯は、まずはお稲荷さんに、そして神棚や仏壇(ぶつだん)にもお供えして、その後に家族でいただくという手順になる。私は夕飯に合わせていただいた。今年の赤飯は、全員にとって何とか及第点の赤飯だったようで、みんな笑顔であった。
「しもつかれ」にしろ「赤飯」にしろ、味にうるさい家族を満足させようと孤軍奮闘する妻には頭が下がる。

お稲荷さん

妻の力作だ
参考リンク
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