猫のミーコにはいつもたくさんのエールを頂き、ありがたく思っています。ところで、ミーコがこの家に来たときには、もう１匹、トラという雄猫がいました。ミーコは一緒に遊ぼうとするのですが、トラは嫌がって逃げ回っていました。半年ほどして随分と慣れてきたなと思っていたある日、そのころから遠出をするようになったトラが500メートルほど先の道路の上で車にひかれて死んでいるのを妻が発見したのでした。妻は遺体を回収し家の畑の片隅に大きな穴を掘って埋葬し、トラのお墓としました。その様子をミーコはすぐそばでじっと見ていたといいます。
　妻はお彼岸やお盆にはトラのお墓にも花を供えて供養をしますが、その際には、必ずミーコもついてきてお墓の前にちょこんと座ります。ミーコも私たちと一緒にトラの供養をしているのでしょう。