町長の部屋 2月18日号
日経新聞日曜版に国立西洋美術館の馬渕明子館長が「文化施設はお金を稼ぐ事に尽力すべきなのか?」という題で投稿している記事を読んだ。馬渕館長はフランスやイギリスなどの西洋の文化施設を例に出し、「これらの施設はお金を稼ぐために事業を行っているのではない。長い年月、お金と人の力を傾注し圧倒的ブランドを作り上げているが、彼らはそれを当たり前の事だと考えている。なぜなら、それは教育などと同じで、将来の人材を育てるための、人の暮らしを豊かにするための、結果が数字などでは表せない投資と考えているからだ。」ドキリとさせられた。私は「ふみの森もてぎ」を建設するにあたり、「図書館や、ギャラリー、資料館を併設して、稼ぐ文化施設にしたい」と宣言した。開館から3年。年間10万人の方々にご利用いただく施設となったが、もっと稼ぐ施設にしなければ駄目だと職員に発破をかけているのだ。
馬渕氏は言う。「フランスの美術館は長い間、無料であった。イギリスの美術館は今でも多くが無料である。一方、国の文化予算はフランスが日本の4倍、イギリスは2倍。その事に国民が異議を唱えているという話しはあまり聴かない。文化の重要性をよく理解しているからだ。」私も少し立ち止まって、考え直してみたいと思う。
馬渕氏は言う。「フランスの美術館は長い間、無料であった。イギリスの美術館は今でも多くが無料である。一方、国の文化予算はフランスが日本の4倍、イギリスは2倍。その事に国民が異議を唱えているという話しはあまり聴かない。文化の重要性をよく理解しているからだ。」私も少し立ち止まって、考え直してみたいと思う。

毎日多くの方が利用する「ふみの森もてぎ」
参考リンク
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