町長の部屋 6月14日号
「棚田地域振興法案」が衆院において全会一致で可決され、参院に送付された。荒廃の危機に直面している棚田を貴重な国民の財産と位置づけ、棚田地域の持続的発展を図ることを目的とした法案である。法案が通れば、国は棚田地域の活動支援に向けて、財政、税制上で措置を講じることになる。
茂木町にも、棚田百選に選ばれている入郷「石畑の棚田」をはじめ、山内「棚田の郷かぶと」、天子「芳賀冨士の棚田」など、オーナー制度などを取り入れ棚田の保全に努めている地域が多数ある。今回、そうした取り組みも含めて棚田の重要性を国が認め、その保存振興のために法制化していただいたことは本当にありがたいことだ。ただし、棚田地域の人口減少、高齢化は国が思っている以上に進行していて、待ったなしの状況である。参院でも一日も早く本法案を成立させていただきたい。
さらにもう一つ注文をつければ、財政上や税制上の支援に対し、これまでのように活動メニューの縛りや多数の書類の提出を義務付けるのは止めてほしい。棚田地域の多くの住民は高齢者で、その高齢者が一番嫌がるのが複雑な書類の作成だからだ。折角法案が出来ても、実際に生かされなければ何にもならない。
ともかく、今回の棚田法案、大いに期待している。
茂木町にも、棚田百選に選ばれている入郷「石畑の棚田」をはじめ、山内「棚田の郷かぶと」、天子「芳賀冨士の棚田」など、オーナー制度などを取り入れ棚田の保全に努めている地域が多数ある。今回、そうした取り組みも含めて棚田の重要性を国が認め、その保存振興のために法制化していただいたことは本当にありがたいことだ。ただし、棚田地域の人口減少、高齢化は国が思っている以上に進行していて、待ったなしの状況である。参院でも一日も早く本法案を成立させていただきたい。
さらにもう一つ注文をつければ、財政上や税制上の支援に対し、これまでのように活動メニューの縛りや多数の書類の提出を義務付けるのは止めてほしい。棚田地域の多くの住民は高齢者で、その高齢者が一番嫌がるのが複雑な書類の作成だからだ。折角法案が出来ても、実際に生かされなければ何にもならない。
ともかく、今回の棚田法案、大いに期待している。

入郷「石畑の棚田」
参考リンク
お問合せ先
- 企画課 広報情報係
- TEL: 0285-63-5616
- FAX: 0285-63-0459