町長の日記 9月1日号
安倍総理が退陣した。7年8か月にも及ぶ長期政権であった。メディアは総じて「何のレガシーも残せなかった総理」とか「一強の奢りと忖度(そんたく)の政治」「二度にわたる任期途中の投げ出し総理」とか辛口の評価だけれども、私の見方は少し違う。少なくとも、歴代最長を記録した総理ということは、それだけ国民の支持があったからと考えて良い。また、あの悪夢のようなデフレから日本を救い出した功績、地球儀を俯瞰(ふかん)する外交により日本の国際的地位を高めたこと、理不尽な要求をし続けてきた韓国に対しこれまでとは一変した毅然とした態度で臨んだことなどは大いに評価してよいと思う。私は病に侵されながらも一日も休むことなく頑張ってこられた安倍総理に深く敬意を表したい。その一方で一国の総理の退陣会見の折に慰労の言葉の一言も言えないメディア記者に対してはとてもがっかりしている。
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