町長の日記 11月17日号
栃木県知事選挙が終わった。結果は現職の福田富一氏が新人の田野辺隆男氏にダブルスコアの大勝だった。
ところで、新聞などは「組織力に勝る現職が草の根戦術の新人を圧倒した」と言うような書き方をしているが、私の見方は違う。
私は、県民の一人一人が候補者の政策をよく見ていたのではないかと考えている。福田氏は広い分野にわたって具体的で実現性のある公約を掲げていた。一方の田野辺氏は漠とした公約が多すぎたように思える。例えば「25人学級や早期の災害対策の実現等については防衛費を3%削減して、あるいは県債を発行して財源を生み出す」としていたが、知事には国家予算の裁量権も決定権もない。また、今の状況を考えれば、安易な県の借金はいかがなものか。更には「5期20年は長すぎる」と連呼していたが、それは感情であり政策ではない。そうしたことを県民は冷静に見ていたのではないだろうか。
一方、メディアは投票率の低いことを政策論争が不十分であったことにも要因があると見ているようであるが、私は、今回、コロナ禍にあって両候補者はテレビ討論会やネット討論会、SNSによる発信や街頭演説会など、これまで以上によく政策論争を行ってくれたと考えている。この点については両氏を高く評価している。
いずれにしても、選挙は終わった。ノーサイドの笛は鳴った。私たち首長も県と力を合わせて県民の幸せづくりの為に頑張らなければならないと思っている。
ところで、新聞などは「組織力に勝る現職が草の根戦術の新人を圧倒した」と言うような書き方をしているが、私の見方は違う。
私は、県民の一人一人が候補者の政策をよく見ていたのではないかと考えている。福田氏は広い分野にわたって具体的で実現性のある公約を掲げていた。一方の田野辺氏は漠とした公約が多すぎたように思える。例えば「25人学級や早期の災害対策の実現等については防衛費を3%削減して、あるいは県債を発行して財源を生み出す」としていたが、知事には国家予算の裁量権も決定権もない。また、今の状況を考えれば、安易な県の借金はいかがなものか。更には「5期20年は長すぎる」と連呼していたが、それは感情であり政策ではない。そうしたことを県民は冷静に見ていたのではないだろうか。
一方、メディアは投票率の低いことを政策論争が不十分であったことにも要因があると見ているようであるが、私は、今回、コロナ禍にあって両候補者はテレビ討論会やネット討論会、SNSによる発信や街頭演説会など、これまで以上によく政策論争を行ってくれたと考えている。この点については両氏を高く評価している。
いずれにしても、選挙は終わった。ノーサイドの笛は鳴った。私たち首長も県と力を合わせて県民の幸せづくりの為に頑張らなければならないと思っている。
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