町長の日記 12月11日号
新型コロナウイルスの感染拡大により、地方の低密度の価値が見直され始めていると言われている。確かに、この茂木町にも空き家を求める問い合わせが増えているし、町も、少しでも移住してくれる方を増やしたいと頑張っている。しかし、なかなか結果になって表れてこない。理由はいろいろあるが、1つは「空き家」はあっても「貸家」がないのだ。自分の生まれ育った生家は空き家になってしまったからと言ってそんなには簡単に他人に貸したり売ったりはできないというのが人情だ。解らなくもない。ただし、「家」は人が住まなくなれば荒れるのは早い。何とかその前にご協力を頂きたいと訴えている。もう1つ。今回の移住希望の問い合わせの多くは学者が言っているような「田園回帰」ではなく、「コロナ禍からの退避」「一時避難」と言うようなものが多いのではないかと思い始めている。そのような方は、コロナが収束すればまた都市部へ戻っていってしまうのではないだろうか。その証拠に、これだけ都心でのコロナ感染が拡大していても都心でのマンション販売は好調に推移していると聞く。
私達は、もう一度足元を見直して、真に茂木町を気に入ってくれて、終の棲家と考えてくれる人を対象に移住政策を進めていかなければならないと思う。
私達は、もう一度足元を見直して、真に茂木町を気に入ってくれて、終の棲家と考えてくれる人を対象に移住政策を進めていかなければならないと思う。
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