町長の日記 1月13日号
棚田地域振興法の指定地域が開始から1年で600地域となった。棚田の保全や地域の振興にある程度の効果を発揮するものと思われる。しかし、私としては、まだまだ満足という訳にはいかない。
棚田地域に住む人々の、あるいは棚田に移住を希望する人の「就業機会と所得の確保、そして生活条件の整備」、この点がまだ不十分だと考えるからだ。棚田でお米を生産する労力は大変なものだが、だからといってその労力がそのまま棚田米の価格となってくるようなことはほとんどない。年金暮らしの老夫婦ならばまだしも、若い夫婦が子育てをしながら棚田の水田農業だけで生計を立てるのは本当に難しい。
棚田の持つ水源涵養(すいげんかんよう)や洪水防止などの多面的機能については国民の理解も広がりつつある。今こそ国には、棚田をはじめとする中山間地域へこれまで以上に積極的な支援をお願いしたい。
棚田地域に住む人々の、あるいは棚田に移住を希望する人の「就業機会と所得の確保、そして生活条件の整備」、この点がまだ不十分だと考えるからだ。棚田でお米を生産する労力は大変なものだが、だからといってその労力がそのまま棚田米の価格となってくるようなことはほとんどない。年金暮らしの老夫婦ならばまだしも、若い夫婦が子育てをしながら棚田の水田農業だけで生計を立てるのは本当に難しい。
棚田の持つ水源涵養(すいげんかんよう)や洪水防止などの多面的機能については国民の理解も広がりつつある。今こそ国には、棚田をはじめとする中山間地域へこれまで以上に積極的な支援をお願いしたい。

棚田オーナー制の様子

茂木の棚田米
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