町長の日記 8月3日号
ある新聞に(株)日本総合研究所の藻谷浩介氏が次のような意見を寄稿している。「過去1年半の新型コロナウイルス感染者数は、アメリカでは人口の10%、欧州連合では7%、それに対し日本では0.6%と10分の1以下。人口100万人当たりの死者数はアメリカ1,800人、欧州連合1,600人、日本は110人余り。これらの数字から見ても、日本は感染を圧倒的に低く抑えているといっても良い。もう1つ、2020年の日本人の死者の総数は前年から1万人も減っている。高齢者の増加する日本では毎年2~3万人ずつ死者数が増えてきたが、コロナ対策でマスクをする高齢者が増え、肺炎での死者数が大きく減ったことが最大の要因だ。その一方で、死者数が1万人も増えた死因がある。「老衰」だ。コロナ感染を警戒するあまり引きこもって弱り、病気がないのに亡くなった人が多かったのだ。」
なるほど、と思ったものだ。藻谷氏の著書はこれまでも何冊か読ませていただいているが、いつも感心するのは正しい数値を引用し、そこから現状を分析していることだ。だから説得力がある。
今回の文章を拝読し、これまで茂木町はワクチン接種に全力を挙げてきたが、感染を警戒するあまり引きこもりがちになる高齢者の対しても、今以上に目配りしなければならないと気付かされた。
なるほど、と思ったものだ。藻谷氏の著書はこれまでも何冊か読ませていただいているが、いつも感心するのは正しい数値を引用し、そこから現状を分析していることだ。だから説得力がある。
今回の文章を拝読し、これまで茂木町はワクチン接種に全力を挙げてきたが、感染を警戒するあまり引きこもりがちになる高齢者の対しても、今以上に目配りしなければならないと気付かされた。
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