町長の日記 8月10日号
東京オリンピックが閉幕した。いろいろと課題はあったが、私は実施をして良かったのではないかと思っている。コロナで沈みがちな社会に元気と勇気と感動を与えてくれたのは確かだ。また、開催期間中は家にいてテレビで応援する人が多く、それが一定程度、人流を抑制することにもなったのではないか。あるテレビ局のアンケート調査の結果でも6割以上の人が「やって良かったと思っている」という結果が出ている。ただし、冒頭でも書いたが多くの課題も浮き彫りにされた。「真夏の開催」は巨額の放映権料を払うアメリカNBCの意向が大きいと言われるが、今回も、酷暑と高湿度が選手を苦しめ、いくつかの競技では開始時間を変更するという事態が起こった。そもそも、日本で7、8月に開催することに問題がある。また、選手に対してSNSによる悪質な誹謗中傷が多数あったことも明らかになった。この問題は今や社会全体の問題となっているが、いかなる理由があるにせよ、法律により厳しく取り締まるべきだ。「表現の自由」は「匿名による悪質な誹謗中傷」までも保護してはいない。いずれにしろ、これから始まる「パラリンピック」においては、これまでの教訓が生かされ成功裡に収めることができるよう願っている。
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