町長の日記 8月19日号
ネット空間で誕生した「仮想通貨」なるものが出てきた時には、「こんなもの誰が信じるのか」と、全く気にも留めなかったのだが、最近、欧米や日本、そして中国などが導入の可能性を探っているとの記事を見て驚いている。
その後、中米のエルサルバドルがビットコインを法定通貨と定めたとのニュースには「こんなことが現実になるのか」と更に驚いた。
事情を調べてみると、中南米やアフリカ諸国ではほとんどの人が、貯蓄が少なく信用度も低いために銀行に口座を持てないでいる。銀行の窓口も多くはない。また、自国通貨が不安定な国は国際通貨基金のお世話にならざるをえないが、その時には増税や歳出削減などといった苦しい政策を押し付けられる。それならば、窮屈なことを無理強いされず、スマホなどの携帯端末で、安価で簡便に利用でき、国の負担も少なく導入したなら特典もあるという決済手段のほうが良いと考えたということだ。
こうした動きをいち早く察知した中国は、米ドルによる基軸通貨体制を覆すチャンスと、デジタル人民元を国内で実験的に始めたが、すでに広範囲で利用されているらしい。欧米も日本も検討せざるを得ない状況に追い込まれているといったところが本当のところだろう。私たちの気づかない間に、日常生活にも影響を及ぼす、何か大きな変化が始まろうとしているのかもしれない。
その後、中米のエルサルバドルがビットコインを法定通貨と定めたとのニュースには「こんなことが現実になるのか」と更に驚いた。
事情を調べてみると、中南米やアフリカ諸国ではほとんどの人が、貯蓄が少なく信用度も低いために銀行に口座を持てないでいる。銀行の窓口も多くはない。また、自国通貨が不安定な国は国際通貨基金のお世話にならざるをえないが、その時には増税や歳出削減などといった苦しい政策を押し付けられる。それならば、窮屈なことを無理強いされず、スマホなどの携帯端末で、安価で簡便に利用でき、国の負担も少なく導入したなら特典もあるという決済手段のほうが良いと考えたということだ。
こうした動きをいち早く察知した中国は、米ドルによる基軸通貨体制を覆すチャンスと、デジタル人民元を国内で実験的に始めたが、すでに広範囲で利用されているらしい。欧米も日本も検討せざるを得ない状況に追い込まれているといったところが本当のところだろう。私たちの気づかない間に、日常生活にも影響を及ぼす、何か大きな変化が始まろうとしているのかもしれない。
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