平成7年(1995年）の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、平成16年（2004年）の新潟県中越地震などにおいて、大規模に盛土造成された宅地で滑動崩落による被害が発生しました。これを受け国は、地震時の宅地の安全性を確保するため、平成18年に宅地造成等規制法を改正するとともに、大規模盛土造成地の位置や規模を把握するための調査や、滑動崩落を未然に防止するために必要な工事などを支援する宅地耐震化推進事業を創設しました。
　県内の大規模盛土造成地の存在周知と防災意識を高めることなどを目的として、県において抽出調査が行われ、その結果を県HPにて公表しております（下記のリンク）。
　今後は、モニタリングを実施し、必要に応じて安全性を確認するなど、大地震時等における災害防止に努めていきます。

　盛土をして宅地造成を行ったもので、谷間に土を盛ったものを「谷埋め型」、山の斜面に土を盛ったものを「腹付け型」と呼び、その中でも、以下の要件に該当するものを「大規模盛土造成地」と呼びます。
　・谷埋め型：盛土をした土地の面積が3,000㎡以上
　・腹付け型：盛土をする前の山の傾斜が20度以上の角度かつ盛土高5ｍ以上

　本町における大規模盛土造成地の数は、以下のとおりで、大規模盛土造成地の位置はマップ上の色塗りされている部分です。
　・谷埋め型：31箇所
　・腹付け型：2箇所

※注意事項
　この大規模盛土造成地マップは、大規模盛土造成地の存在を知っていただくことにより、町民の皆様の防災意識を高めていくことを目的としています。この大規模盛土造成地マップは、宅地造成前後の地形図等を比較して、おおよその位置や範囲を示したものであり、表示した箇所の危険度を表したものではありません。また、大規模盛土造成地内の土地に対して特別な手続き等は必要ありません。